2013年12月27日金曜日

Power MEMS 2013参加報告 その2

PowerMEMS2013に参加してきました。PowerMEMS(The 13th international conference on micro and nanotechnology for power generation and energy conversion applications)は、2000年に日本で発足された国際会議で、13回目を迎える今年はイギリスのロンドンでの開催でした。PowerMEMSは、エナジーハーベスターを主とした発電、エネルギーシステムに関連する研究に関する会議です。日本からの参加者が多く、日本人は国単位では全体で2番目の参加人数でした。
ロンドンは曇りや雨が多いと聞いていたのですが、学会期間中はほとんど晴れており気温もそこまで寒くないという過ごしやすい気候でした。


今回はつくば研究センターにて行っているセンサ開発の成果報告と、最新の技術動向の調査を行うため、本会議に参加してきました。
成果発表に関して、私は会議2日目にポスター発表を行いました。圧電体カンチレバーを用いた圧力センサというところに多くの方に興味を持っていただき、「どういった原理で圧力を検出するのか?」という質問から、「アプリケーションは何か?」といった質問まで、幅広い議論ができました。


技術動向調査に関して、本会議ではエナジーハーベスターの発表がとても多く、圧電体カンチレバーを用いた発電技術についても多く発表されていました。私のセンサにも活かせる内容も多く、有益な知見を得ることができました。

また、個人的に興味深かった発表は、”Development and Characterization of Piezoelectric Artificial Cochlear with Micro Actuator Mimicking Human Cochlear"という、圧電体を使って人の蝸牛を模倣する技術についての発表です。圧電体センサのアプリケーションの一つとして、非常に面白い内容でした。

休憩中の講演会場
発表したポスター(図書室でのセッションでした)
朝焼けのロンドン市内



つくば研究センター 海法


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